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2018年8月17日 (金曜日)

阿部元太郎の造りしもの(四):‖雲雀丘100年浪漫 長尾連山

この看板の件のつづき。

こんな記載があります。
(看板右から2つ目の記事)
 ーー
 阿部元太郎による雲雀丘の大紳士村開発
 1915年(大正4年)
 現在の御影・住吉地区の基礎となった地域
 の次に手がけたのが雲雀丘であり、
 当初、阿部は10万坪の土地を取得し、
 順次開発を進めていった。
 彼が理想とする住宅地を実現するために、
 土地購入者には細かな条件をつけた。
 そして自らも雲雀丘に自邸を構え、
 駅前に自身の銅像を置くなど、
 特に思い入れが深かったのがうかがえる。

 郊外生活を望まるる紳士は先づ一度
 ひばりがをかを見られよ

 砂防地指定と住環境
 雲雀丘住宅地一帯は、1898年に
 砂防指定地となっており、
 土地の形質変更を伴う全ての
 行為については 知事の許可が必要となる。
 住民からの要望で指定解除の申請が
 提出されたこともあったが、
 砂防指定地域ゆえに土地の形質変更が
 許可されなかったことにより、
 家の向き、高さ等微妙に異なり
 雲雀丘独特の景観が創られた、
 とすればその果たした役割は大きい。

 阿部経営十萬坪理想的大住宅地
 ーー
そうか、そういえば、雲雀丘の住宅は、
高さや向きが
あまり揃っていないところも多い。
それが雲雀丘らしさの一つなのか。
よその高級住宅街をあまり知らないが。

『阪急沿線の不思議と謎』(天野太郎・監修)
…(*)
によりますと、阿部が購入した土地は
下記のように約一万坪とある。
後で九万坪買い足したのかな。

 「阿部は現在の雲雀丘花屋敷駅の北側に
  そびえる長尾山東端の山麓の土地
  約一万坪を購入し、分譲住宅として
  売り出した。」

長尾山っちうのか。地図には載っていない。

先の記事で引用したこの地図
「平井(四)」のすぐ北が長尾山だろうか。
ウィキペディアには長尾山(ながおやま 302m)
の記述あり。すると合わないな、
そんなに高くないから。
「長尾台」ならゴルフ場の北にある。
「長尾山トンネル」はここから3キロほど
北西だ(この地図の範囲外)。
しかしそのトンネル上の山は
400メートル以上あるし??。
地名としての「宝塚市川面長尾山」は、
さらにさらに西、宝塚駅の北あたりになる。
ウィキペディアでいうところの「長尾連山」
と考えると、
 「愛宕山(あたごやま 335m)、
  長尾山(ながおやま 302m)、
  中山(なかやま 478m)
  からなる山である。
  別名として中山連山と称され」
とあるので、長尾「連」山の東端、という
意味かな。

(追記:長尾山見つけました。
 長尾トンネルのさらに2.4kmほど西に
 ありました。ということで、ここはやはり
 「長尾「連」山の東端、という意味
 ということで解釈しよう。)

この引用の地図で雲雀丘(一)〜(三)あたりで、
ざっくり33万m2くらいあるから、約十万坪か、
あら、
やっぱここのあたりやと考えると、
だいたい話合う!!

またこの本(*)によると雲雀丘駅は、
もともと花屋敷駅が、
わずか600メートル梅田寄りに
あるにも関わらず、
阿部個人がつくった私設の駅、
とあります。駅にはロビーを併設し、
ビリヤード台があったという。

現在は雲雀丘駅と花屋敷駅が統合されて
雲雀丘花屋敷駅という
全く新しい駅になっているので、
当然ロビーもビリヤード台も、
見える範囲にはありませんな。
銅像も見たことないな。
銅像くらい移設しそうなもんやが?
どこいった?

上記看板内の記述:
「土地購入者には細かな条件」というのは、
この本(*)では、

 「生け垣をつくり、美観に務めるといった
  特約を課した。」

とあるので、そのことであろう。

またこの本(*)では

 「現在、住民たちは自ら
  「まちづくりルール」を策定し、
  緑地面積を敷地面積の二〇パーセント
  以上にしたり、道路に面して樹木を植栽
  したりするなど、
  地域の景観が変わらないよう
  保全活動に努めている。」

とあります。確かに、そうかも知れん。
いつ行っても、どこかのおうちに
植木屋さんが来ている感じがする、
維持するのは大変だろう。

HIBARIGAOKA Hill 100 years roman

(2018-8-20少し修正しました。)

Nikon D5300 AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR
「雲雀丘の植栽」
Dsc_0031_4


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